September 11, 2019

ブロックチェーン入門:ブロックチェーンの社会実装を進める為のSTOの潜在的な可能性と挑戦

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ブロックチェーンベースの未来

朝起きて、スマートフォンをチェックし、コーヒーを飲んでいるところを想像してみてください。そして、将来有望なあなたのスタートアップの株が、売られたところを、ーカナダ、マレーシア、エストニア、ニジェールなど。。。世界中の投資家に対してです。

そのスタートアップを、次のレベルへと引き上げる充分な元手資金をブロックチェーンベースのシリーズAラウンドで調達することができました。あなたは今世界中に無数にいる、才能溢れる起業家、ビジョナリーの仲間入りをしました。あらゆる資産がトークン化される世界の中で、セキュリティトークンオファリング(STO)を用いて、ビジネスを成長させていきます。これがSTOと資産のトークン化に支えられた、未来のデジタルフレンドリーなビジネスの光景です。

STOの持つ計り知れない成長の可能性

STOと、資産のトークン化はまだまだ黎明期にあります。しかしながら、トークン化適応可能なマーケットのサイズから鑑みるに、その成長の伸び代が莫大なものである可能性は否定できないでしょう。実際にSTOの認知と、ブロックチェーン技術の社会実装は、物凄いスピードで広がっていっています。

現在、デジタル資産の時価総額は、約270億円です。世界の証券や、株の時価総額合計は約7000兆円で、そして、物理的なお金の流通(硬貨、紙幣、小切手、貯蓄)は、3700兆円にもなります。この数字を見たら、世界の金融と、お金の流通のトークン化の驚くべき可能性がわかると思います。

STOとブロックチェーンベースのトークン化

プログラム可能なコンプライアンス、可分性、そして今後益々増していく流動性ーその革命的な可能性を感じた企業はすでに、STOを準備するプラットホームを構築しています。そして政府は、ブロックチェーンがセキュリティトークンを用いて、既存の産業にどのような影響を与えるかを調べ始めています。では、何故セキュリティトークンの適用と、資産のトークン化は依然進まないのでしょう?

規制の不安定さを乗り越え、どうやってブロックチェーンの認知を拡げていくか

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ローマが1日にして成らなかったように、STO市場とそれを下支えするインフラも1日では構築されないでしょう。ー きっと一年でも難しいですね。ブームとバブル崩壊により、ICO(イニシャルコインオファリング)というネガティブな言葉が、まだSTO市場と投資家に取り憑いているのです。

STOがICOとは別物であると証明するためには、ブロックチェーン業界は規制を明確化しなければなりません、それは悪質な企業や詐欺師を排除し、ブロックチェーンフレンドリーな信用資産を築くことでのみ実現されるでしょう。

しかしながら、多くの投資家が待ち望んでいる”明確化された規制”が、ブロックチェーンの社会実装が中々進まない要因の1つでもあるでしょう。規制は一晩では変わりません、特にブロックチェーン技術が抽象的、かつ非常に技術的な性質を持ち、国家の根幹である経済と、既存の産業に革命をもたらす可能性があるので尚更でしょう。

よって、国のトップの政治家が、ブロックチェーンフレンドリーな政策を牽引するために、技術の基礎と、セキュリティトークンの本当の有用性を学ばなくてはいけません。アメリカの業界団体のデジタルコマース会議所や、大型のカンファレンスが、企業や政府に対して、ブロックチェーン技術の本当の有用性についての実用的なコンテンツを発信していくことは、政治家や、機関投資家の注目を引く手段の一つになりえるでしょう。

EMURGOがSTOとトークン化の認知を拡げていく

しかし、最も重要なのは、ブロックチェーンプロジェクト、企業、開発者、そして投資家によって構築された経済圏と認知が世界中に拡がっていくことが最も重要なことでしょう。明確なトークンの基準、EMURGOが開発したヨロイウォレットのような安全なブロックチェーンのウォレット、同じくEMURGOが開発した、ユーザーフレンドリーなセイザカルダノエクスプローラー、そして分散型のセキュリティトークン取引所は、最近まで存在もしなかった概念のごく一部です。

EMURGOは、ブロックチェーン教育が、カルダノの社会実装と、ブロックチェーンの経済圏の基盤となると強く信じています。EMURGOは、デジタルコマース会議所に、他の多国籍企業と共に、執行委員として参画しました。会議所は、世界中の規制団体や政治家にとって、ブロックチェーンの成長を後押しする政策を作るための、信頼できる情報源となっています。EMURGOは執行委員として、会議所内のエキスパートグループと政策の牽引に関わり、カルダノブロックチェーンの認知を拡げます。

EMURGOのCFOで、CIOであるManmeet Singhは、定期的にトークン化とSTOについて、政治家の前でスピーチをしており、その活動がカルダノの実装とブロックチェーン肯定の政策立案に貢献しています。EMURGOは、分散化デジタル・マーチャントバンク分野を先導し、起業家のSTOを用いた資金調達をサポートする企業、「Y2X」のアンカー投資家となり、同時にカルダノが、Y2Xとその投資先企業、特にSTO関連企業のプロトコルとなりました。

セキュリティトークンと、ブロックチェーン実装の次のステップとは?

ここまで長い道のりでしたが、セキュリティトークンとブロックチェーン実装を次のレベルに引き上げる次のステップは何でしょう?セキュリティトークンはボーダーレスなので、イノベーションと投資を加速するためには、ブロックチェーン業界が政府と連携し、ブロックチェーンフレンドリーな規制を作り、国際的な枠組みを固めることが肝要です。規制が明確化されたら、トークン化される商品が増え、より多くの企業や投資家がセキュリティトークンや、ブロックチェーンスペースに大型の投資をするでしょう。

規制の明確化のためには、ブロックチェーン業界全体が、基準を敷き、悪質な業者や詐欺の締め出しをすることが必要不可欠です。そして、セキュリティトークンの有用性の認知拡大、開発者の教育、本当に価値のある製品の経済圏の拡大を継続することです。

ここで朗報は、政府が徐々にセキュリティトークンの現状とブロックチェーン全体を理解を深めつつあるということです。ブロックチェーンベースの未来へ進むための、プロダクトの品質基準も上がり続けています。カルダノは初の、研究主導型アプローチから生まれた第三世代ブロックチェーンで、前述した政府、企業、機関、そして開発者たちに貢献するために、プロフェッショナル集団によって作られました。

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